東京大学大学院法学政治学研究科・法学部

第20回進路選択講演会(4月19日)を開催しました。

お知らせ

第20回進路選択講演会(4月19日)を開催しました。

2018/05/01

4月19日(木)午後5時より、法文1号館22番教室において「第20回進路選択講演会」が開催されました。講師には、農林中央金庫にお勤めの木谷元昭氏、三菱UFJリサーチ&コンサルティングにお勤めの俵藤あかり氏、ジョーンズ・デイ法律事務所にお勤めの弁護士・堀池雅之氏をお招きしました。

学習相談室運営委員長の大串和雄教授の冒頭挨拶のあと、木谷氏、俵藤氏、堀池氏の順にお一人30分程度ずつ講演して頂き、その後、三氏が壇上に並んで全体での質疑応答を20分程度行いました。木谷氏からは、学生時代には想像もしていなかったような仕事ができたこと、進路選択にあたっては必ずしも大学の専攻に縛られる必要はないこと、伝える技術や能力を磨くことの重要性が語られました。俵藤氏からは、高校時代から一貫して環境政策に関心があったこと、しかしその分野の仕事をするために官公庁かシンクタンクかで迷ったが、次第に後者への志向が高まったこと、専門性の深化・キャリア形成を支援する体制があることから現在の会社に決めたことを語られ、学生の皆さんには自分の興味・関心を追求する経験を大切にしてほしいと述べられました。堀池氏からは、ご自身の志望職種が医者、外交官、法律家と変遷した経緯が語られた後、主にクロスボーダーのM&A関係の業務を扱う現在のお仕事が紹介され、学生の皆さんには自分の適性を早めに見極めるためにインターンシップに参加することの重要性が語られました。

質疑応答では、参加した学生からは、熱心な質問が続きました。参加者のアンケートには、「自分の進路を見つめ直す良い機会になった」、「未だ触れたことのない職業について聴くことができたのが貴重でした」、「迷いや失敗のお話を聴けて肩の力が抜けた一方、やりがいを語られている姿を見て気が引き締まった」など、肯定的な回答が多数寄せられました。