東京大学大学院法学政治学研究科・法学部

2020年度法学部生のための学習セミナー(6月4日)を開催しました。

お知らせ

2020年度法学部生のための学習セミナー(6月4日)を開催しました。

2020/06/26

6月4日(木)17時から、学習相談室主催「法学部生のための学習セミナー」がZoomを使って開催されました。新型コロナウイルス感染症の影響によりすべての授業がオンラインとなり、学生の在宅要請が続く状況の中、今年は初めてのオンラインによる開催となりましたが、例年を大きく上回る75名の学生が参加し、盛況のうちに終了しました。

学習相談室運営委員長の伊藤洋一先生の冒頭挨拶の後、高柳幸貴氏(2020年3月法科大学院修了)、横山高明氏(2019年3月法学部卒業、文学部哲学科4年)、酒井智大氏(助教、日本法制史専攻)の順に一人35分ずつ、自らの学部時代の勉強方法や、学部卒業後の大学院や他学部等での生活について講演されました。3名の講師は、事前に寄せられた質問にも答えつつ、スピーチ終了後にも参加者からの質問に丁寧に回答されました。予定終了時刻を10分以上超えて19時15分頃終了しました。

駒場の学生にとっては、オンライン開催となったことで参加しやすかったようで、全参加者の約35%を占めました。また法科大学院生の参加も24%と多く、特にアンケート回答者の中では38%に達しました。アンケートでは73%の学生が「満足」、21%の学生が「やや満足」と答えており、両者を合わせると94%に上りました。自由記述式の回答では、「一人ぐらい女性講師がいてもよかった」、「最後の質疑応答時間を少し長めにとって頂きたかった」という要望を頂いたほかは、「学問の貴さを再認識する良い機会となり、非常に有意義な時間を過ごすことができました」、「勉強という視点だけでなく、人生を過ごしていくうえでも教訓になるような話が多く大変有意義であった」、「視野を広くもって今後の学習に取り組もうと意欲を高めることができました」など、高い評価が寄せられました。また、コロナ自粛による不安に言及したコメントも多く、「オンライン講義を聴いていても不安ばかりの毎日でしたが、今回のセミナーで(……)やっと学校の一員になれた気がする」といった率直な意見も寄せられました。

初めてのオンライン・セミナー開催でしたが、講師の方々のご尽力により、概ね好評のうちに終了することができました。