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コラム5:先輩の話を聴いてみよう -進路選択に向けて-

学部生の秋は、将来の進路に向けて準備する季節です。進路がまだ決まっていない皆さんの中には、「まだよく分からない」という人も、「この進路を目指して一直線!」という人もいるでしょう。いずれの場合でも、進路を考える時に気をつけたいのは、どのような動機でその進路を選択するかということです。「国家試験を受ける人が多いから」とか、「小さい頃から周囲の人に勧められていたから」とか、「大手でイメージがいいから」といった曖昧な動機で選んではいませんか?このような選び方で心配なのは、就職活動で明確に自分の志望動機を伝えられなかったり、就職活動や資格試験で苦労した時に、自分の目指している方向が分からなくなったりする可能性が高いことです。また、順調に進路が決定したとしても、その後の生活を現実的にイメージできないのは問題です。試験に合格すれば自動的に仕事ができるわけではないのです。その職業に就いて、自分がどういう仕事をしたいのか・できるのかを考えておくことが大切です。

 

進路選択をより具体的に考えるためのひとつの方法として、実際に働いている人の体験を聞いてみることがあります。学習相談室では、毎年、法学部の卒業生を招いて講演会を行っています。色々な職業の生の姿にふれたり、先輩がどうやって進路を選択したのかを聴くことのできる機会です。例えば、昨年の講演会で現役の弁護士の先輩は、「弁護士という仕事は、『人と会うこと』と『文章を書くこと』が日常の仕事の柱であり、それらが苦手な人には辛いだろう」と話していました。こうした感触は、実際に働いている人であるからこそ、分かるものです。また、去年の講演会の参加者からは、「普段は聞けない生の話を聞けて楽しかった」、「今は第一線で活躍している人でも、大学時代は色々悩んだということを聞いて、将来に対する心配が軽くなった」、「法学部の先輩なので、身近で自分と重なった」といった感想が寄せられました。先輩の話を聴くことには、情報を得るだけでなく、心理的な支えを得ることや、自分を見直すことといった効果もあるのです。今年の講演会は、これまでの参加者からのリクエストで多かった「公務員」「法曹」「起業家」の先輩方をお招きして、ざっくばらんにお話をしていただくことにしています。ぜひ気軽な気持ちで聴きに来てください。

 

また、学習相談室では他にも、職業に関する本の貸し出しや、職業適性テスト、進路決定や資格試験、就職活動に関する相談などのサービスを行っています。いつでも、気軽に利用して下さい。

 

(文章:宇留田)

 

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