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コラム21:死にたいほど辛いときには

1998年以降、国内の年間の自殺者数は3万人を超え続けています。残念ながらも今年も統計ではそのような傾向が出ているようです。自殺者が1人出るたびに、大きな影響を受ける人は5人ほどいると言われていますので、年間に15万人ほどが自殺による影響を受けていることになります。もしかすると、このコラムをお読みになっている方の中にも、こうした出来事が周囲で起こったという方がいらっしゃるかもしれません。

 

警察庁によると、昨年の大学生の自殺者数は536人でした。学年別で見ると、1~3年の下級生よりも、4~5年の上級生の方が亡くなられた方が多いという調査もあります。留年をなさっている方の生活は様々な原因によってとてもストレスフルなものになっているのかもしれないと思います。また、4年生は進路の問題に直面しなくてはなりませんので、悩みが深くなる時期なのかもしれません。

 

そして、自殺未遂や自傷などの自殺に関連した行動をとる方はもっと大勢になると言われています。国内における一般の大学生を対象にした調査においても、少なくない(7~27%)割合の学生が自傷行為を行っているという結果が出ています。この数字を聞いてどう思いますでしょうか。大学生の10人に1人くらいは過去に自傷行為をしたことがあるということは、もしかすると皆さんの周りにもそのような状況に置かれている友達がいるかもしれません。あるいは、このコラムをお読みになっているあなた自身がこのような辛い状況におかれているかもしれません。

 

死にたくなるほど辛いときには、自分は孤立して一人ぼっちである、自分には全く価値がない、この苦しみは永遠に終わらないといった考えが浮かんできます。法学部生の皆さんはかなり多忙な生活を送っておられます。日常の勉強は大変ですし、就活や院進学について悩むこともあると思います。あるいは友人や恋人との対人関係で困ることがあるかもしれません。試験で不可をつけられて自分に価値がないと感じたり、内定が出なくてこの先ずっとこのままだと感じられることもあると思います。院試に向けて何をして良いかわからず、誰も助けてくれないと感じることもあるかもしれません。

 

このように感じられるときには、どこでも良いので学内にある相談機関を訪ねてみて下さい。法学部相談室に来ていただくことも考えていただければと思います。あるいは、対面で相談をするのが恥ずかしいなどと思う場合には、東京いのちの電話や東京自殺防止センターなどの電話相談も存在しています。死にたいほど辛いときには、周りが見えにくくなっている場合が多いものです。そのような時にこそ、誰かに助けを求めてみてはいかがでしょうか。

 

(文責:末木)

学習相談室