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コラム33:家族や友達のことが心配になったとき

秋になって涼しくなり、過ごしやすい季節になりましたが、残念ながらそれも長くは続きませんでした。体調にはくれぐれも気をつけて下さい。

 

進路や勉強、人間関係など、学生生活を送る上で悩みは尽きませんよね。自分自身の悩みの他に、家族や友達など、身の回りの人が落ち込んでいたり、悩んでいたりすることで「大丈夫かな?」とか「何かしてあげられないかな?」と思うことはないですか? そんなときは、どのように行動すればよいでしょうか?
精神的に調子を崩したり、一人で悩みを抱え込んでしまったりした際には、その人がすぐに専門家に相談できるとは限りません。自分ではどうしていいかわからなかったり、自分の状態に気づかないこともあります。そのため、その人の家族や友人といった身近な人の対応、つまりファーストエイドがとても大切であるといわれています。
日本においてもそのような活動は広まっており、今回は対応の際の具体的な指針として、メンタルヘルス・ファーストエイド・ジャパン(http://mhfa.jp/about-us/program/)であげられている「リスク評価」「判断・批判せずに話を聞く」「安心と情報の提供」「サポートを得るよう勧める」「セルフヘルプを勧める」の5つを紹介し、身近な人のメンタルヘルスが心配になったときの対応について解説します。

 

①「リスク評価」
今その人はどれくらいまいっているでしょうか。少し楽しいことがあれば元気になりそうなのか、日常生活も難しいレベルなのか、落ち込みや悩みの程度を評価することで対応を考えることができます。

②「判断・批判せずに話を聞く」
何かで悩んだり、思いつめたりしているときには他の人の意見が素直に耳に入らないことも多いものです。まずは「何に」「なぜ」悩んでいるのか、その人の話をじっくり聞くことが大切で、とても力になれることのひとつです。

③「安心と情報の提供」
不安や落ち込みが強いときには、他の人に脅かされない、安全で安心できる場所を必要としています。可能であればストレスやメンタルヘルスに関して一般的な情報をお伝えしてもいいでしょう。

④「サポートを得るよう勧める」
もしかするとその人が抱えている問題は一人で解決することが難しいことかもしれません。そのような場合、相談機関や医療機関などの専門家の助けが必要です。

⑤「セルフヘルプを勧める」
その人がいつもやっている対処法を勧めたり、あるいは自分にとって役立つ対処法を提案することもできます。

 

いかがでしたでしょうか。人によっては「相談する」こと自体がなかなかしにくいと感じられることもあるかと思います。そのため、周囲の方が、精神状態悪化の危険を察知し、適切に対応できるということはとても大切なことなのです。今現在そういった方がいらっしゃらなくても、何かあったときのための備えとして、参考にしていただけると幸いです。

 

(文責 菅沼)

学習相談室