東京大学大学院法学政治学研究科・法学部

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オープンキャンパス2025

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東京大学オープンキャンパス2025

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最終更新:2025-07-07

What’s New!

・【要・事前登録】のイベントについて参加登録受付を開始しました。(2025-07-07)
・東京大学オープンキャンパス2025 2025年8月5日(火)・6日(水)

 

Coming Up Soon!

=Overview=

◎法学部説明会  沖野眞已法学部長・教授(民法・信託法・消費者法)によるご挨拶と法学部の紹介です。(要・参加登録)
★模擬授業「公益通報者保護法のデザイン」 山本隆司教授(行政法)とともに、公益通報者保護法の改正法案を素材にして、法制度の「つくり方」(デザイン)について考えます。
★模擬授業「生成AIと著作権法-創作物の独占はなぜ必要か」 前田健教授(知的財産法)とともに、AI生成物が著作権法上の「著作物」として保護されうるのかという問いを入口に、著作権法が創作物に対して独占を許容する根拠や政策的目的とは何かを検討します。
★模擬授業「選挙は民主主義の証か?-比較政治で読み解く政治体制と選挙」 馬場香織教授(比較政治・ラテンアメリカ政治)とともに、政治体制と選挙の一筋縄ではいかない関係性について、比較政治の観点から考えます。
◎リアルゼミ配信「EUのデジタル法政策」 巽智彦准教授(行政法)のゼミにおいて、「EUのデジタル法政策」というテーマで検討した回を収録し、配信します。(限定公開)
◎リアルゼミ配信「政治分析方法論」 福元健太郎教授(政治分析方法論)のゼミにおいて、「ベイズ統計学」について検討した回を収録し、配信します。(限定公開)
◎リアルゼミ配信「参議院の一票の較差と最高裁判所」 宍戸常寿教授(憲法)のゼミにおいて、「参議院の一票の較差」に関する2023年10月の最高裁判所の大法廷判決を検討した回を収録し、配信します。(限定公開)* 2024年度のゼミを再配信するものです。
◎リアルゼミ配信「外交文書を読む」 板橋拓己教授(国際政治史)のゼミにおいて、学部生・大学院生たちが外国語で書かれた史料と格闘し、読み解いていく様子を収録し、配信します。(限定公開)* 2024年度のゼミを再配信するものです。
◆法学部グループ相談会  法学部での学びと生活について、教員・学生に質問することができます。(要・事前申込)
◆女子のための法学部座談会  女子ならではの進学前・進学後の心配や不安について、女性の教員と学生がトークします。質問もすることができます。(要・事前申込)
◆法学部生・法科大学院生による高校生向け授業 現役学生(院生)が高校生向けに参加型授業をします。今年のテーマは、「黙ってモ、悔い(クヒ)が残るか!?黙秘権」です。(要・事前申込)
★法学部教員からのメッセージ  [2025年版]法学部教員が、自分の研究テーマや法学政治学を学ぶ意義などを短いメッセージで伝えます。(限定公開)
★法学部入学案内2025  法学部の最新パンフレットです。(PDF・2025年度版)

なお、2022年度の講義「現代の法」と2023年度の講義「現代と政治」が、それぞれ1冊の書籍として出版されました。

◎:オンデマンド企画(2日間限定公開)
◆:リアルタイム企画(要・事前参加登録)
★:オンデマンド企画(OC後も一部継続公開)

「東京大学オープンキャンパス2025」は、2025年8月5日(火)・6日(水)に、オンラインで開催されます。法学部は、期間中、次のコンテンツを提供する予定です。

【要・参加登録

沖野 眞已 法学部長・教授(民法・信託法・消費者法)が法学部の概要を説明します。

山本 隆司 教授(行政法)による模擬授業です。

概要:私たちは、法はすでにつくられたものと考えがちです。しかし実際には、法は私たちがつくっていくものです。具体的な法制度をつくるには、法学の基本的な考え方をもとに、法制度のさまざまな要素を選択し、工夫し、組み合わせる必要があります。しかし、それだけでよいわけではありません。法制度をめぐっては、社会のさまざまなアクターがさまざまな意見・観点を主張します。こうした中で法制度をつくるには、法制度が、人々に対し説得力のある明瞭な考え方を示し、かつ、バランスのとれたものであることが求められます。そして、そのような法制度をつくるには、将来の社会のあり方を展望することと同時に、現在の社会実態を冷静に分析することが必要です。この講義では、現在(2025年5月時点)、国会に提出され、社会で関心を集めている公益通報者保護法の改正法案を素材にして、以上のような法制度のつくり方(デザイン)の一端を示したいと思います。

前田 健 教授(知的財産法)による模擬授業です。

概要:近年、生成AIの進展により、文章や画像といったコンテンツを自動的に生み出すことが可能になりました。では、こうしたAI生成物について、私たちはどのような法的ルールを設けるべきでしょうか。とりわけ、それらに著作権のような排他的権利(独占権)を認めるべきかどうかが、現在、大きな議論を呼んでいます。この模擬授業では、AI生成物が著作権法上の「著作物」として保護されうるのかという問いを入口に、著作権法が創作物に対して独占を許容する根拠や政策的目的とは何かを検討します。著作権法は単に「創作を保護する法」ではなく、創作活動を促進するための制度設計であり、その背後にはさまざまな政策判断や理論的議論が存在しています。テクノロジーと法が交差するこの現代的なテーマを通じて、法学の基本的な思考様式に触れていただければと思います。

馬場 香織 教授(比較政治・ラテンアメリカ政治)による模擬授業です。

概要:現代の世界では、実に8割以上の国々が大統領や議員を選ぶ選挙を実施しています。2024年に行われた米国とロシアの選挙では、それぞれトランプ氏とプーチン氏が大統領に選出されました。日本でも10月に衆議院選挙が実施され、第二次石破内閣が発足しました。現代の「代表制民主主義」にとって選挙は欠かせません。しかし、選挙を行っているからといって民主主義であるとは限りません。選挙がありふれた光景となった現代世界で、民主主義をどのように見分ければよいのでしょうか。また、選挙を行う以上、負ける可能性がゼロではないとしたら、独裁者はなぜわざわざ選挙を実施するのでしょうか。政治体制と選挙の一筋縄ではいかない関係性について、比較政治の観点から一緒に考えてみましょう。

巽 智彦 准教授(行政法)・法学部の学生・大学院生

2025年度Sセメスターの行政法・巽ゼミでは、EU(European Union、欧州連合)が精力的に推進している、社会のデジタル化に対応する法政策の内容を勉強しています。特にここ数年では、デジタル・プラットフォーム企業やAIを規制する規則(Regulation)が制定され、世界中で大きな論争を巻き起こしています。今回収録したのは、2024年に制定されたAI法(Artificial Intelligence Act)と呼ばれる規則を題材に、AIをめぐる法問題を議論した回です。学部生・大学院生・ロースクール生が、所属や年次の垣根なく議論する様子から、法学の面白さ、自由さが伝われば幸いです。

福元 健太郎 教授(政治分析方法論)・法学部の学生・大学院生

2025年度Sセメスターの政治分析方法論・福元ゼミでは、政治データの統計分析を学んでいます。2025年度はピーター・D・ホフ『標準ベイズ統計学』(朝倉書店、2022年)という本を輪読しています。今回は第9章「線形回帰」と第10章「非共役事前分布とメトロポリス・ヘイスティングスアルゴリズム 」を扱います。大学院の演習を学部生も受講できるようにしているものなので、かなり難しいのですが、こういう世界もあるんだなぐらいに思っていただければ幸いです。

宍戸 常寿 教授(憲法・国法学・情報法)・法学部の学生・大学院生
2024年度Sセメスターの憲法・宍戸ゼミでは、裁判所の最新の判決をとりあげて、メディアの報道や世論の受け止めも意識しながら、憲法について学んでいます。その実際のゼミの一コマである、「参議院の一票の較差」に関する2023年10月の最高裁判所の大法廷判決を検討した回を収録し、その一部を配信します。法学部のゼミがどのような雰囲気なのか、ご覧ください。(2024年度のゼミの再配信)

板橋 拓己 教授(国際政治史)・法学部の学生・大学院生

2024年度Sセメスターの国際政治史・板橋ゼミでは、機密解除されたばかりの1990年代初頭の外交文書(主にドイツ政府のもの)を読み、冷戦終焉後の国際秩序がいかに形成されてきたかを検討してきました。配信される回は、1991年の湾岸戦争がテーマです。学部生・大学院生たちが、外国語で書かれた史料と格闘し、読み解いていく様をご覧ください。(2024年度のゼミの再配信)

【事前資料はこちら】

8月5日 13:00~14:00, 14:15~15:15

法学部での学びと生活について、少人数の班に分かれて、教員・学生に直接質問することができます。自由な質疑のため、録音や録画はご遠慮ください。中学生・高校生・既卒生・保護者のみ申込可能な企画ですが、同じ世帯の方が別々に登録するのはお控えください。

【事前資料はこちら】

8月5日 15:40~16:40
女子ならではの進学前・進学後の心配や不安、その乗り越え方や本学法学部での生活について、女性の教員と学生がトークし、 その後少人数の班に分かれて直接質問する時間をもちます。自由な質疑のため、録音や録画はご遠慮ください。女性の中学生・高校生・既卒生・保護者のみ申込可能な企画ですが、同じ世帯の方が別々に登録するのはお控えください。

法学部生・法科大学院生が、高校生に向けて、法教育の授業を行います。今年のテーマは「黙ってモ、悔い(クヒ)が残るか!?黙秘権」です。途中で少数のグループに分かれ、現役学生も含めた参加者全員でディスカッションができます。中学生・高校生(受験生含む)のみ申込可能な企画です。

[2025年版]法学部教員が、自分の研究テーマや、法学政治学を学ぶ意義などを3~5分でわかりやすく説明しました。

一部は、2023年及び2024年に限定公開したものを再公開するものです。

オープンキャンパスに合わせて、「東京大学法学部入学案内」を2025年度版に改訂しました。

なお、2022年度の講義「現代の法」が、『いま、法学を知りたい君へ――世界をひろげる13講』という書名で、2024年9月に有斐閣から出版されました。

また、2023年度の講義「現代と政治」が、『東大政治学』という書名で、2024年9月に東京大学出版会から出版されました。

過去のオープンキャンパス

これまでの東京大学オープンキャンパスでの法学部説明会・模擬講義の様子は、東大TVでご覧いただけます。2022年分以降につきましては、YouTube上でご覧いただけます。

●法学部説明会

2024年

2023年

2022年

2021年

2020年

2019年

2018年

2017年

2016年

2015年

●模擬講義

2024年

        溜箭将之 教授 「盗まれたモノ/絵画は誰のもの?――外国法・比較法への招待
        遠藤 乾 教授  「初めての(国際)政治学

2023年

        白石忠志 教授  「インボイス制度とフリーランス保護

        川出良枝 教授   「戦争と平和の政治学

2022年

        松里公孝 教授  「多民族国家としてのウクライナ史」

        川出敏裕 教授  「少年法は不要か?」

2021年

高原明生 教授  「日中関係のとらえ方」

太田匡彦 教授  「感染症の危険、医療の提供、自由の制約――感染症対策の関連と背後にある「分配」について」

2020年

淺香吉幹 教授  「英米法 ―合衆国憲法,大統領,最高裁判所―」

城山英明 教授  「複合リスクの管理における専門家の役割と限界 -新型コロナウイルス感染症の場合」

2018年

森 肇志 教授   「国際社会と国際法」

前田健太郎 教授    「国家権力」

 

●グループ相談会

東京大学男女共同参画室のサイトに、2020年度の「女子高生のためのグループ相談会」の様子が、イベントレポートとして掲載されています。

 

●高校生向け模擬授業

2019年度の高校生向け模擬授業のご紹介です。

 

      ●UTokyo OCW

世界中の「学び手」の皆さんへ。
UTokyo OCWは、東京大学の講義資料を無償で公開するWebサイトであり、
東京大学の「知の開放」プログラムのひとつです。

法学政治学研究科の講義も公開されています。

関連サイト

   ●入進学案内(法学部)|法学部|東京大学大学院法学政治学研究科・法学部 (u-tokyo.ac.jp)